ワクチン初投与とバイデン当選正式確定
米国で12月14日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。
米国の感染者・死者数は、いずれも世界最多。累計の死者数は30万人を突破した。
ワクチンの供給量が限られる中、当局は医師や看護師といった感染や重症化のリスクが高い患者の接種を優先させている。
今春以来、明日にも接種ができるかのような独り善がりの「希望的幻想」を振りまいてきたドナルド・トランプ米大統領も短くツイートした。
「最初のワクチンが投与された。おめでとう米国!」
さすがに「俺がやった」とはツイートするのは気が引けたのだろう。
保守系でトランプ支持派の政治学者の一人は「トランプ氏はコロナで負けた。コロナがなければ勝った」と筆者に未練がましく語った。
この日、憲法で規定されている次期大統領を正式に決める各州の選挙人投票が実施され、ジョー・バイデン氏の当選が確定した。
これまでバイデン氏の勝利を認めようとしなかった議会共和党トップのミッチ・マコーネル上院院内総務は15日、バイデン氏の大統領選勝利を認め、祝辞を述べた。
11月3日の投開票後、バイデン当確を真っ先に打ち、トランプ氏から「フェイクニュース」と罵られたCNN、その看板コメンテーターは声を弾ませてこう報じた。