韓国の人気グループBTS(8月30日、ニューヨークで、写真:MTV/ViacomCBS/REX/アフロ)

 活況を呈している韓国の株式市場では最近、大型IPO(新規株式公開)が続いている。

 韓国株の中で現在一押しのBBIG(バッテリー、バイオ、インターネット、ゲーム)に該当するSKバイオファーム、カカオゲームズのIPOは成功裏に終わった。

 そして、今年最後の大型IPOといわれるのが、ビッグ・ヒット・エンタテインメント(Big Hit Entertainment:以下、ビッグヒット)である。

 10月15日、鳴り物入りで韓国株市場にデビューした。ビッグヒットは、アーチストグループBTS(防弾少年団)が所属する芸能プロダクションである。

 BTSは、今年8月に発表したデジタルシングル「ダイナマイト」でK-POPの壁といわれていた米ビルボード(メイン・シングル)チャート「ホット100」で初めて1位にランクされた。

 この勢いに乗じてビッグヒットは、IPOによってさらなる飛躍を目指したわけである。

 エンタメ業界らしく韓国株式取引所での上場式をユーチューブで公開したりしてかなり注目を集めた。

 ちなみに、韓国株式取引所がユーチューブライブで上場式を公開するのは初めてのことである。

 この式典にBTSが参加するか期待されたが、新型コロナウイルス感染症対策もあり、また株式公開の主役は会社ということで実現しなかった。

 株式公開日の10月15日、ビッグヒットの株価は、公募価格(13万5000ウォン)の2倍から始まり、35万ウォン(約3万5000円)まで急騰した。