元TOKIOのタレント、山口達也容疑者(48)が酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたというニュースが、9月22日にありました。
そもそも2018年4月に、酒に酔った勢い(?)で女子高生への強制わいせつによって書類送検、所属事務所を解雇されていたところに、この不始末ですから、芸能界復帰はほぼ不可能といった観測をメディアでは目にします。
9月に入ってから、現在40代の芸能に関係のあった人間の犯罪報道が続いています。
モデル・俳優の伊勢谷友介容疑者(44)の大麻取締法違反での逮捕(9日)。
NHK紅白歌合戦にも出場歴のある元ロックバンド・メンバー、二階堂直樹こと赤松直樹容疑者(41)が、埼玉県朝霞市内の路上で女性に襲いかかる、強制わいせつ傷害容疑での逮捕。
彼は平成16(2004)年に同様の容疑で逮捕され、ロックバンドは解散していました。
これらの背景には構造的な要因があります。
端的にいえば「芸能人」が「芸人」となり、さらに「芸」がない、ただの「人」となって、犯罪に流れてしまう構図が出来上がっている。
今回は、国立大学としては希少種に属する芸術教官の観点で、この問題を考えてみたいと思います。