アマゾンのロゴ(写真:ロイター/アフロ)

 米アマゾン・ドット・コムは9月14日、米国とカナダの物流拠点で10万人を追加採用すると発表した

発送・仕分センターなど100施設を新設

 月内に発送・仕分センターや宅配ステーションなど計100施設を新設する予定で、これらの拠点などで働くフルタイム・パートタイム従業員を募集する。

 初任時の時間給は15ドル(約1600円)以上。一部の地域では入社時に最大1000ドル(約10万6000円)の一時金を支給するという。

 同社は年末商戦前のこの時期に期間従業員を募集する。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でEC(電子商取引)需要が急増。今後も需要の伸びが続くとみられることから、一般従業員を採用することにしたという。

 同社は9月16日に米国で大規模なオンライン就職説明会を開催する予定だ。こちらは全米各地にあるオフィスや技術開発の拠点、本社などでエンジニアやマーケティング、人事、経理などの人材を募集するというもの。数カ月間で計3万3000人の新規採用を見込んでいる。

 アマゾンの今年6月末時点の世界従業員数は87万6800人だった(期間従業員を除く)。これに、この3万3000人と今回の10万人を合わせると、同社の従業員数は100万人を超える。

 また、今年3月と4月には計17万5000人の期間従業員を採用。5月末にはこれら臨時雇用の約7割に当たる12万5000人に正社員の機会を用意すると明らかにした