「ニッサン パビリオン」の外観イメージ(写真提供:日産自動車、以下同)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 みなとみらい21地区(神奈川県横浜市)に出現した、白い壁でぐるりと囲まれた大きな施設。日産自動車が2020年8月1日から10月23日まで期間限定でオープンするエンターテインメント施設「ニッサン パビリオン」である。

 そこから数百メートル離れた場所には、日産グローバル本社がある。本社の1階には新型車や旧車などが並ぶ大規模なショールームがあるが、新登場のニッサン パビリオンでは、日産が描く近未来の自動車社会を体験できる趣向が凝らされている。

 場内はまるで現代アートの展示空間のような雰囲気で、6月に世界発表された新型EV「アリア」などが並ぶ。屋外には「リーフ」や商用EV「e-NV200」が太陽光パネルによる充電を行ったり、建物全体に対する定置型蓄電池の役割をする、いわゆるV2H(車と家の連携)の模様を紹介している。

ニッサン パビリオンの内部の様子