「複数の政府関係者の証言によると、ボルトン氏が政権を去ってから、トランプ大統領の対中観に変化が見られた」

 米国は新型コロナウイルス感染症拡大によって人命だけでなく、経済的にも多大な損失を計上したことで、トランプ大統領は「疲れ果てた」との思いを強くしているという。

 ただトランプ政権は貿易交渉においては今年1月、中国と包括的貿易協定の第1段階合意に署名した。

 6月に入ってからもランプ大統領やライトハイザー通商代表部(USTR)代表、またポンペオ国務長官はそれぞれが「米中合意はそのまま有効」というサインを送っている。

 米中関係は当然ながら、重層的に論考していかなくてはいけない。

 しかしながら、いま反中強硬策の流れが生まれて「戦いの狼煙」があがったところであり、これが今後のトランプ政権の中核的な考え方になっていきそうである。