老街を散歩していた猫は、派手な発色で珍しい柄をしていました。

 全身サバトラのオス猫です。

 別の場所でまた会いましたが、やや離れた場所だったので、おかしいな、と思ったのです。よく見れば、前足の柄が少しだけ違っていました。それにしても似ていますね。

 町を離れて少し行くと、農村の風景が広がっていました。虎毛の父と息子は、代々この毛並みを受け継いでいるそうです。