しかし、同四半期の売上高は減少し、営業損益は赤字になる見通しだという。新型ウイルスの感染拡大が広告需要に影響を及ぼしているという。

 (参考・関連記事)「新型コロナでSNSの利用急増も主力の広告事業不振

旅行や小売り、消費財、エンタメ分野で広告費削減

 米ニュース専門局のCNBCによると、これに先立つ3月初旬、米証券会社ニーダム&カンパニーのアナリストらがフェイスブックの1~3月期の売上高予想を下方修正した。

 アナリストらは消費マインドが冷え込み、広告事業に影響が及んでいると指摘。旅行や小売り、消費財、エンターテインメントなどの分野で広告費が削減されているという。

 これらの広告支出額は、フェイスブックの全広告収入の30~45%を占める。また、広告市場の規模が大きい上位10カ国のうち、6カ国が感染者数の多い国だとも指摘している。

ネット広告市場に全体に影響か

 米ウォールストリート・ジャーナルは、新型コロナウイルスの感染拡大は、ネット広告市場全体に打撃を与えそうだと伝えている。特に米グーグルは売上高のほぼすべてをネット広告から得ている。検索、地図、動画などのサービスに広告を掲出している大手が支出を大幅に削減する可能性があるという。

 一方、 米ニューヨーク・タイムズは3月2日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、今年1~3月期のネット広告収入が10%減少するとの見通しを明らかにした。同社は要因として、新型コロナウイルスの感染拡大に関連する不透明感と懸念を挙げている。