櫓は重装甲の戦闘用建物

写真5:臼杵(うすき)城(大分県)の畳櫓。軒回りや窓の格子が、防火対策として漆喰で塗り込められている。入り口も防火扉

 ところが、戦国時代の後半になって鉄砲がさかんに使われるようになると、盆踊りタイプの井楼櫓では、敵の攻撃を防ぎきれなくなってきました。そこで、分厚い土壁と瓦葺き

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