2020年1月3日、米軍によるイラン革命防衛隊カセム・ソレイマニ司令官殺害のニュースが世界を駆け巡りました。
イラン革命防衛隊とはどんな組織なのでしょうか。2019年4月、トランプ政権はイスラム革命防衛隊を「テロ組織」に指定しました。国家の軍事組織を外国テロ組織として指定したのは初めてです。
中東ではIS(イスラム国)の脅威がほぼ消滅する一方で、イラン革命防衛隊が極めて危険な存在として浮上してきました。イラクやシリアで破壊活動、テロ行為を繰り返しているといわれ、石油輸送の要衝であるホルムズ海峡でも各国のタンカーにとって脅威となっています。
革命防衛隊を擁するイランとどう対峙していくのか。トランプ政権にとっては実に頭の痛い問題であり、難しい舵取りを迫られています。JBpressでは2019年4月以降、イラン革命防衛隊の実態および米国とイランの対立に関するさまざまな記事を掲載してきました。このタイミングでぜひ改めてお読みください。(JBpress)
◎米国がテロ組織指定した「世界最凶」国家軍事組織
ISよりも危険な存在、イラン「革命防衛隊」とは(前編)
2019年4月16日・黒井 文太郎
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56103
◎中東の最重要問題に浮上したイランの国家的テロ組織
ISよりも危険な存在、イラン「革命防衛隊」とは(後編)
2019年4月17日・黒井 文太郎
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56105
◎タンカー攻撃、吸着機雷はなぜあの位置だったのか
緊迫のホルムズ海峡、タンカー攻撃から浮かび上がる5つの疑問
2019年6月16日・数多 久遠
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56729
◎世界経済の脅威となったフーシ派のドローン攻撃
原油価格高騰を招くサウジアラビアの地政学リスク
2019年7月19日・藤 和彦
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57046
◎中東情勢の混迷の元凶、「トランプ外交」の限界
ボルトン解任で外交路線の大転換が起きるのか
2019年9月21日・舛添 要一
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57694
◎米軍が殺害、ソレイマニは大量殺人テロの親玉だった
「米国vsイラン」危機の深層
2020年1月6日・黒井 文太郎
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58843
◎ソレイマニ将軍殺害の大きすぎるツケ
開戦挑発のつもりが「ファトゥーア」でトランプ氏は永遠の標的に
2020年1月6日・伊東 乾
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58842
◎米全土を徘徊し始めた「ソレイマニの亡霊」
「報復」恐れてテロ警戒警報、米軍は臨戦態勢へ
2020年1月7日・高濱 賛
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58846
◎波乱の大統領選、ソレイマニ殺害はトランプの失点か
民主党は猛攻撃、イランの出方次第で“公約違反”にも
2020年1月8日・古森 義久
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58855