どこまでなら車内でスマホを使ってもOKなのか?

 とはいえ、たとえ車を運転中であっても、どうしてもスマホを使わざるを得ないシーンがあるかと思います。その場合は、必ず停車中に使うようにしてください。

 車を停止させているときであれば、携帯電話やスマホ等の使用は基本的には違反ではありません。

 ただ、信号待ちのわずかな時間だとかえって危険なので、運転中に急な用でどうしても使用しなければいけないときは、必ず安全な場所に停車してから使用するよう心掛けましょう。

 また、よく聞かれるのは、「車載のカーナビやホルダーに固定したスマホを触ってもよいのか?」という質問です。

 これについては「2秒以上画面を見続けるとアウト」とのことです。

 1秒か、2秒かを警察が外から見極めるのは、現実には難しいと思いますが、この点については、画面への注視がどれほど危険な行為であるかを各自が自覚するしかないでしょう。

 ちなみに、時速60キロで走行している場合、車は2秒間で約33メートル進みます。2秒間カーナビやスマホを注視するということは、その間ほとんど前を見ていないということになるので、極めて危険です。

 電話での会話については、走行中でも基本的にハンズフリーにしておけばOKです。

 またイヤホンやヘッドセットなどは、両耳がふさがっていてはダメですが、片耳ならOKです。

 とにかく運転中は手で携帯やスマホを持たないよう、十分気をつけてください。

<関連サイト>

『運転中の「ながらスマホ」が厳罰化! 違反点数が3倍、反則金も高額に! 一発免停も!』(政府広報オンライン)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201707/2.html

『その一瞬が交通事故に!こんなに危険! 運転中の「ながらスマホ」』(モバイル政府広報オンライン)
https://www.gov-online.go.jp/k/contents/useful/201707/2_00.html

車種別の罰金や点数は、下記のサイトに一覧表でわかりやすく掲載されています。
『ながら運転・改正道交法施行令で罰則強化!罰則や反則金を解説。』(JAFメディアワークス)
https://jafmate.jp/blog/safety/190917-20.html