6月末のトランプ大統領の訪韓の際には米大使館周辺で反米デモを行っている。
「普通のまともな国」ならその国に駐在する大使ら外国使節の生命の安全の守ること、外国公館を守ることはその政府の責務だ。
国と国との重要な約束事だ。それが国際法だ。
「外交に関するウィーン条約」(1961年発効)の第22条にはこう書かれている。
「使節団の公館は不可侵とする。接受国の管理は使節団の長が同意した場合を除くほか、公館に立ち入りすることはできない」
「接受国は、侵入または破壊に対し、使節団の公館を保護するためおよび公館の安寧の妨害、または高官の威厳の侵害を防止するため適当なすべての措置をとる特別の責務を有する」
韓国はれっきとした同条約締結国である。それなのにである。
今や反日機運のとともに反米機運が高まり、反米分子のデモや示威が目立っている韓国国内で米大使館公邸の警備に当たっているのが民間の警備員とはどういうことなのだろうか。
急遽、駆けつけた警官たちもこん棒すら持っていなかったそうだ。