アマゾンとマイクロソフト、音声アシスタントを相互連携

米アマゾンの音声アシスタント「アレクサ」を搭載したディスプレイ付きスピーカー「エコー・ショー」(撮影日不明)。(c)AFP/Amazon.com, Inc〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは5月29日、AIアシスタントサービス「Alexa(アレクサ)」で、新たなプライバシー保護機能を提供すると発表した。Alexaとの会話の録音データを、これまでよりも簡単な方法で削除できるようにするという。

音声命令で録音データを削除できる新機能

 具体的には、声の命令による削除を可能にするというもので、「Alexa, delete everything I said today(アレクサ、今日しゃべったことを全部削除して)」「Alexa, delete what I just said(最後の録音を消して)」と言うだけでよいという。この機能は今後、すべてのAlexa対応機器で利用可能になるとアマゾンは説明している。

 利用者が「アレクサ」と呼びかけた後の音声は、録音され、アマゾンのクラウドサーバーに送られて、各種のリクエストが処理されたのち、返答が来る。

 こうした録音データは、これまで、スマートフォン用アプリやウェブサイトの設定項目「Alexaプライバシー」のみで削除可能だった。

 ただ、今回の新機能では、前日以前の録音データを削除することはできない。それらを任意に選んで、あるいは一括して削除したい場合は、これまで同様に「Alexaプライバシー」を開いて操作する必要がある。

カメラの視界を遮るシャッター

 アマゾンは同日、ディスプレー付きAIスピーカー(スマートディスプレー)の新モデルを発表した。製品名は「Echo Show 5」だ。