日米交換英語教師(JETプログラム)で日本に住んだことのある白人男子大学院生のロバート君(24)。
「大相撲は米国の格闘技とは異なる。相撲部屋はまさに前近代的な制度で、厳しい上下関係の中で力士を育てている」
「何百年も続いているのはその社会で培った品格と伝統だと思う。そうした規律と鍛錬の相撲とは全く正反対の人生を送ってきたトランプ氏がのこのこ出かけていくこと自体喜劇だ」
「力士は土俵に上がると塩をまいて身の清めるが、日本相撲協会はトランプ氏を清めるために何トンもの塩が必要なんじゃないのか」
「オバマは広島訪問」「トランプは護衛艦視察」
主要シンクタンクのアジア専門研究員の一人(63)。
「トランプ氏が大統領としてやっていることは、オバマ大統領のやってきたこととはすべてにおいて反対だ。日本に対してもオバマ氏とは違うことをやりたいと思っている」
「オバマ氏は米国内の一部の反対(当時トランプ氏は原爆投下について謝罪しなければという条件つきで黙認した)を押し切ってでも広島を訪問して核兵器廃絶の祈りをした。安倍首相と一緒にパールハーバーにも足を運んだ」
「オバマ氏は、真珠湾攻撃と原爆投下という戦後の日米関係の原点に終止符を打とうとした最初の大統領だった」
「トランプ氏は絶対広島や長崎には行かない。その代わりに国技館に行く。日本の軍艦に乗り込む、といった具合だ」
「オバマ氏は天皇(現在の上皇)が玄関に出迎えた時、深々と頭を下げた。これが米国内ではやりすぎといった批判を浴びた」
「トランプ氏は深々とは頭は下げないだろう。だから米国の一部では天皇と会見する時に粗相がないように気遣う人がいるくらいだ」