米国の市場調査会社eマーケーターによると、同国に数多くある音楽ストリーミング配信の中で、最も利用者数の伸びが著しいのは、アマゾン・ドットコムのサービスだという。
前年から4割増、業界トップの成長率
同国で1カ月に1度以上アマゾンのサービスを利用した人の数は昨年(2018年)、3040万人に上った。この数は1年前に比べ41.5%多い。アマゾンのサービスは、ここ最近、急速に利用者数を増やしている。
そして、同社サービスの利用者は今年、前年比17.7%増の3580万人になると、eマーケーターは予測している。その伸び率は今後、徐々に低下していくものの、アマゾンは少なくとも2023年まで、業界トップの成長率を維持すると、eマーケーターは見ている。
強みは「Prime」と「Echo」
eマーケーターによると、アマゾンの強みは、有料会員プログラム「Prime」とAIスピーカー「Echo」シリーズ。米国では、昨年、Primeの加入世帯数が、同国全世帯の47.4%に達した。この比率は今後も拡大を続け、今年は全世帯の51.3%(6390万世帯)と、初めて半数を上回る見通し。
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また、米市場調査会社CIRP(コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ)によると、同国におけるAIスピーカーのメーカー別利用台数シェアは、アマゾンが70%と断トツだ。
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