さらに個人情報の取り扱いも滅茶苦茶な作文が、いったいどういう心理から、書いたり発表できたりするのか、全く理解できません。
そして、今回の早稲田大学での早稲田不正単位取得・不正卒業開き直り記者会見を目にして、ある納得がいきました。
パブロフの犬、として躾けられたのだと。
以下すべて、記者会見で語られた内容のみを引用して、実証してみましょう。出典はリンクの新聞報道(https://www.sankei.com/life/news/181104/lif1811040041-n1.html)です。
村上氏は次のように語っています。
「(村上)僕は一応、(早大の)文学部の演劇科を出ていますが、あんまり大学に出ていた記憶がないんです。ストライキとかゴタゴタが続いて、授業があんまりなかったし、出席日数がなくてもレポートを出せば単位をくれた時代でした」
「僕は学生結婚しちゃって、(在学)途中から仕事(ジャズ喫茶の経営)を始めて、授業に出る余裕もなかった。でも、7年かけて卒業させてくれたんで、早稲田は寛容な学校だったんだな、と思います」
学生結婚して仕事を始め、大学に全く行かなく なったのなら、中退すればよいでしょう。そういう人生の選択をしたのだから。
ところが、そういうことをしない変な甘えと開き直りがここから開陳されていきます。「寛容な学校」として引いている事例を、具体的に検討してると、
「当時の話ですが、フランス文学に安堂信也さんという、翻訳でも有名な方がいまして、彼のラシーヌ(17世紀の劇作家)の講義を取っていました」
「授業には出ませんでしたが、出ないと卒業できない。授業に出られない事情を説明したら、「じゃあ、君の店に一度行ってみよう」ということで、(ジャズ喫茶のあった東京の)国分寺に来てくれた」
「で、店を見て、『君もいろいろ大変だなあ』って、スッと単位をくれた。いい人でしたね。ラシーヌなんて、1行も読んだことなかったけど」