――組み方としては1対1でしょうか。多業種と同時に取り組むことはありますか。

早瀬 基本的には1対1です。我々のサービスをどのような形でお使いいただくか、パートナー様ごとに個別に詰めて手をつないでいく感じですね。

 今はそれぞれの会社さんと、それぞれの会社さんに合ったお役立ちを創造しながら、このwith HOMEを導入していくという話をさせていただいています。

――今後はどのような発展がありますか。

早瀬 いろいろな可能性があると思っています。単純にwith HOMEを導入いただくだけではなくて、これをきっかけにして、KDDI、パートナー様がお互いこういう新しいビジネスができるんじゃないかというのが出てくるのではと。今回、一緒にビジネスさせていただく企業様とは、次のステップはきっとあるだろうと思ってお話しさせていただいています。

――業種の壁を壊すなど、市場や経済に与えるインパクトは。

早瀬 今はまだ、そこまで具体的なイメージは持っていないのですが、ホームIoTを通じて家の中を知る、家が自分のことを知っているということに対して、今まで思いもよらなかった業種の方が興味を持つ可能性はあると思っています。

 デバイスの拡充が進めば、かけ算でビジネスの数が出てくると思っていますので、そこはまだ無限にあるのではないでしょうか。いろいろな業種の方がいろんな利用シーンを想定して、いろんなビジネスを創造していくきっかけになると思います。

 我々もサービスの発展、また我々のサービスをご利用いただく両面で、今回のこういう取り組みを通じて、いろいろなものが活性化していけばいいかなと思っています。with HOMEがいろいろな企業様が集まる場になればいいと思います。

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 まだまだ始まったばかりのホームIoTの挑戦。これからの私たちの生活と、それを取り巻くビジネスの環境がどう変わっていくのか、今後も注目していきたい。