中国軍、兵士のスマートウオッチ使用に「機密保持違反」警告

中国・深センの工場で米アップルの「アップルウオッチ」を模して製造された腕時計型端末(2015年4月22日撮影、資料写真)。(c)AFP〔AFPBB News

 中国は、すでに世界最大のスマートフォン市場となっているが、今度はウエアラブル機器の分野でも、世界最大になるのかもしれない。

 米国の市場調査会社eマーケターがこのほどまとめた、中国におけるウエアラブル機器の利用実態調査レポートによると、同国では、今年(2017年)、成人インターネット利用者数の21.0%と、5分の1以上がウエアラブル機器の利用者になったと推計される。この数値は、米国の20.4%をわずかに上回っているという。

今年の利用者数は1.7億人、来年は1.9億人に

 その具体的な人数は、1億4430万人。中国でウエアラブル機器市場が立ち上がったのは今から約5年前。それ以降、同国市場は急速に拡大し、その勢いは今のところ減速する兆しがないという。

 今後も中国市場は成長を続け、来年の利用者数は1億6700万人に、2019年には1億8700万人に達すると、eマーケターは見ている。また、成人インターネット利用者数に占めるウエアラブル利用者数の比率は、来年で23%に、2019年には24.5%と、ほぼ4分の1を占めるとしている。

 eマーケターによると、その背景にあるのは、絶えず新機能が搭載される安価な機器が市場に出回っていること。さらに、新たなテクノロジーに貪欲な成人の労働人口が多いことが、市場拡大につながっているという。

 この市場では、当初、米フィットビットのフィットネストラッカーといった、比較的安価な製品がよく売れた。だが、その時点で、フィットビットが中国ウエアラブル市場に及ぼした影響は小さかった。