「アップルウオッチ」4月24日発売へ、18金使用モデルも

米サンフランシスコで開催されたアップル主催イベントの会場で展示された腕時計型端末「アップルウオッチ」(2015年3月9日撮影)。(c)AFP/JOSH EDELSON〔AFPBB News

 英国の市場調査会社、カナリスがまとめた、スマートウオッチやフィットネスバンド(活動量計)などのウエアラブルバンド(腕に装着するウエアラブル機器)市場に関する最新リポートによると、今年(2017年)4~6月期における、これら機器の世界出荷台数は、1年前に比べ8%増加した。

シャオミが首位、アップルが3位に後退

 この4~6月期にメーカー別出荷台数で首位となったのは、中国シャオミ(小米科技)で、その台数は350万台。 2位は米フィットビットで台数は330万台。これに米アップルが270万台で続いた。アップルは今年1~3月期の出荷台数で、シャオミと並び首位になったと報告されていた。

 シャオミは、安価なフィットネスバンドを販売しているメーカー。例えば、同社の製品は米国で15ドルで販売されている。カナリスによると、4~6月期はこうした安価な製品の販売が伸びた。とりわけシャオミは、アジア太平洋地域と、欧州・中東・アフリカ地域で販路を拡大し、台数を伸ばすことに成功したという。

かつての王者、フィットビットが不振

 一方、フィットビットもシャオミほどではないが、安価なフィットネスバンドを販売しているメーカー。だが、この4~6月期の同社の出荷台数は、1年前から34%減少した。

 フィットビットはかつて、この市場で業界トップのメーカーだったが、ここ最近は不振が続いている。別の市場調査会社である米IDCは6月に、今年1~3月期のフィットビットの出荷台数は、1年前からほぼ4割減少したと報告していた。

(参考)「アップル、ウエアラブル市場でシャオミと同率首位に