米パリ協定離脱、世界中から批判 仏大統領「地球を再び偉大に」

ドナルド・トランプ米大統領が「パリ協定」からの離脱を表明したことを受けて、緑にライトアップされたパリ市庁舎(2017年6月1日撮影)。(c)AFP/GEOFFROY VAN DER HASSELT〔AFPBB News

 この夏、フランスで「Make our planet great again」(我々の地球を再び偉大にしよう)という英語のロゴが入ったTシャツが流行しそうだ。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領がドナルド・トランプ米大統領の「パリ協定」離脱宣言(6月1日)を批判して、エリゼ宮(仏大統領府)からツイッターで発信したのがこの言葉である。

 トランプ大統領の離脱宣言に対しては、米国の内外から激しいブーイングが置きているが、マクロン大統領も離脱宣言の2時間後にこの言葉をツイートした。同時にエリゼ宮から、「米国は世界に背を向けた。しかし、フランスは米大統領の決定に失望した全てのアメリカ人──科学者、技術者、企業人、市民に背を向けない」とフランス語と英語で演説する映像を流した。

世界各国から「いいね」が続々と

「Make our planet great again」は、言うまでもなく、トランプ大統領が選挙戦中にさかんに使った「Make our America great again」(我々のアメリカを再び偉大にしよう)というスローガンをもじったもの。トランプ大統領の離脱宣言に対する痛烈な皮肉でもある。