やる気が出ないモードから出るモードになった時のきっかけも思い出されてくるかもしれません。そのきっかけが思い出せたのなら、今のやる気のなさから脱出するヒントになるはずです。そして、「頑張っている期間があったから、やる気がない時があるんだ」ということにも気づかされます。

 不思議なことに、このグラフを描いてふり返ってみるだけで、少しやる気が出てくるのです。

やる気がない時は充電期間

 その他、やる気を出すために私がよく使うのは、「今晩、どんな気持ちで眠りに入れたらいいだろう?」と自分に問いかけてみることです。

「今日も充実した1日だった」と思いながら眠りに入りたいのなら、「そのために何ができるだろう?」とさらに問いかけます。例えば「夜、誰かと食事をする約束をする」「寝る前に読む本を何にするか考える」「好きなスイーツを食べる」など、小さなことでいいのです。

 それらを考えて実行すると、少しやる気が湧いてきます。使い勝手のいい質問ですので、ぜひお試しください。

 さて、クライアントの方に「これから死ぬまで、24時間365日、ずっとやる気満々で過ごしたいですか?」と尋ねると、「それは疲れてしまうと思います。時には肩の力抜いてのんびり過ごす時間も必要だと思います」と答えます。私もやはりそう思います。

 やる気がない時というのは、前述の先輩がおっしゃったように「来るべき時に備える必要な時期」なのだと思います。よくいう「充電期間」なのだと考えてみてはいかがでしょうか?