11機の各種航空機からなる中国空軍航空機編隊が、宮古島と沖縄島の間のいわゆる宮古水道上空を西太平洋に抜けて飛行した。編隊は再び東シナ海上空に戻り、一部の航空機は尖閣沖や奄美大島沖上空に接近してから中国に帰投した。
航空自衛隊は編隊に対して戦闘機を緊急発進させ警戒に当たったが、領空侵犯を企てるといった行為は発生しなかった。防衛省は、航空自衛隊が撮影した中国軍機の写真と飛行経路図を公表した。一方、中国人民解放軍当局は「今回の編隊飛行は長距離戦闘能力を向上させるための訓練である」と発表した。
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8機のミサイル爆撃機と早期警戒機、2機の情報収集機
この航空機編隊を形成していたのは、轟炸6K型(H-6K)ミサイル爆撃機8機、空警200型(KJ-200)早期警戒機1機、運輸8電偵型(Y-8DZ)電子情報収集機1機、ツポレフ154M型(TU-154M)情報収集機1機であった。