米アップル、iOS 8.3公開 同性愛者家族の絵文字など追加

6~8月期もiPhoneの販売は軒並み好調だった〔AFPBB News

 英国の市場調査会社、カンター・ワールドパネルが公表した最新のリポートによると、今年6~8月期の欧州5カ国(英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)における「iPhone」の販売台数シェアは16.2%となり、1年前から2.4ポイント増えた。

日本、中国、豪州でもシェア上昇

 また日本における6~8月期のシェアは同6.7ポイント増の33.8%、中国では同5.1ポイント増の19.4%、オーストラリアでは同8.5ポイント増の37.8%となり、iPhoneは軒並み好調だった。

 米アップルが最新モデル「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」を発表したのは今年9月9日だったので、この統計はそれより少し前のデータとなる。

 同社は毎年9月に新モデルを発売するため、夏は販売が落ち込む。だが前モデルの「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」については、そうしたことが起きなかったという。

 とりわけ世界最大のスマートフォン市場である中国では、8月の機種別販売ランキングでiPhone 6とiPhone 6 Plusがそれぞれ1位と2位に入った。カンターによると、同国のスマートフォン購入者の主な購入動機は、画面の透明度と解像度(58%)、カメラ性能(54%)、画面サイズ(51%)。iPhone 6/同6 Plusは発売からほぼ1年がたっても、こうした中国消費者の要望に応えたようだ。

米国では買い控えでシェア低下

 一方で、米国におけるiPhoneのシェアは28.4%となり、1年前から2.1ポイント減少した。カンターによると、このシェアは昨年8月以降で最も低い水準だ。

 前述のとおり、iPhone 6s/同6s Plusが発表されたのは今年9月9日だったが、米国ではそれを前にこれら新モデルの登場が予想され、消費者の間で買い控えが起きた。