アップルウオッチ、「グランス・ジャーナリズム」を切り開くか

米アップルの「アップルウォッチ」〔AFPBB News

 米IDCがこのほどまとめた、スマートウオッチやアクティビティトラッカー(活動量計)などのウエアラブル機器に関するリポートによると、今年1~3月期に世界で出荷されたこれら機器の台数は、1年前の380万台の3倍に当たる1140万台に達した。

 これにより、ウエアラブル機器の世界出荷台数は8四半期連続で前年実績を上回ったという。

アップル、まもなく首位に浮上か

 1~3月期は年末商戦も終わり、消費者エレクトロニクス製品の販売が一段落する時期。通常は出荷台数の伸びが減速するが、ウエアラブルはその勢いが続いているという。

 IDCによると、これは消費者の関心の高まりと、多種多様な機器が出回っていることを示している。新興国市場の需要も高まっており、メーカー各社は新たな需要に応えようと意欲的だと、同社は指摘している。

 ただ、米アップルが、同社初のウエアラブル機器「Apple Watch」を発売したのは4月24日であるため、IDCのこの統計には、その数値が含まれていない。

 これについて、米シーネットはアナリストの話として、アップルはすでに700万台を受注したと伝えている。