若者よ留学はいいぞ(連載第4回、前回はこちら)
「いきなり留学というのは壁が高すぎる」「1年や2年というまとまった時間は取れない」・・・。こうした留学する意欲はあるけれど、制約のある人にとって朗報があります。米国の大学のオンラインコースです。一流大学の講義が何と無料なのです。
まずは、体験してみよう
通称MOOC(Massive Open Online Courses)。すでに、多くの方が知っているかもしれませんが、実際に使って素晴らしさを実感された人は少ないのではないでしょうか。少しご紹介しましょう。
まず、授業の質がとても高い。中身は一流大学の教授によるレクチャーで、授業料を払って受けたら、数千ドルかかる授業です。
米国の大学は伝えること、教えることに一日の長があります。研究者が片手間に自分の考えを伝えるのではなく、構成を論理的に整えて、分かりやすく教えてくれます。教育は受講者に対するサービス業なのです。
画像、音声も良好です。教室で実際授業を受けているのと同じくらい、臨場感があって、集中できます。
提供されている学問領域も広大です。人文系から自然科学まで、様々な分野のコースがあります。大学院の修士課程レベルであれば、オンラインだけでかなりの知識を得ることができます。