若者よ留学はいいぞ(第3回、前回はこちら

 海外留学と言うと、お金がないから絶対無理、と最初から諦めてしまうことが多いのが実情です。確かに高額の授業料が留学を妨げる大きな壁になっています。でも、実は扉は開いています。可能性を求めて行動すれば、希望の糸はつながっていきます。

高額な教育支出、実は理に適っている

EU留学プログラム、子ども100万人の誕生に貢献

フランスにあるマルセイユ大学の授業風景〔AFPBB News

 米国の一流私立大学の授業料は、年間500万~600万円。生活費を切り詰めても総額では年に700万円の費用がかかります。

 一般家庭が払える金額ではありません。そんな金額を払うのは馬鹿げたことなのかというと、実はそうでもないのです。

 教育費用はコストとみられがちですが、実は投資です。留学によって国際力が高まり、人材力も高くなれば、生涯にわたってプラスの効果があり、生涯年収も上がります。

 人によっては数倍になる人もいるでしょうし、何の効果もない人もいるかもしれません。控えめに見ても、平均的に数十%のプラス効果。金額に直すとゆうに数千万円にはなります。

 留学費用が仮に3000万円、国内大学が500万円とすれば差額は2500万円。すると、平均的には投資が十分に割に合うのです。

 だからと言って、多額の借金をしてでも留学すべきということではありません。思い通りの効果が出なかった時に、人生が台無しになってしまうリスクがあるからです。

 お金持ちが有利なのは、うまくいかなかったときのリスクを吸収できる資産があることです。だから、彼らは合理的に考えて教育にお金を使うのです。

 また、日本のGDP(国内総生産)に対する教育費は約5%で、実はOECD(経済協力開発機構)諸国の中で最下位クラスです(34か国中29位)。韓国をはじめ、教育によりお金を使おうという人たちがたくさんいます。