コミュニティーカレッジから4年制大学を卒業して、人生を成功させている人も多いので、やめておいた方がいいというのではありません。

 ただし、コミュニティーカレッジを選ぶなら、絶対にやり遂げるという覚悟をもって、留学する必要があります。そうした覚悟がないなら、やめておいた方がいいでしょう。

教育こそ最大のプレゼント

 米国人にとっても、高額な教育費は悩みの種です。先日、米国の恩師と教育の話をしたとき、一人息子が私立小学校から大学卒業するのに、合計40万ドル(約5000万円)の教育費がかかったと言っていました。恩師は大変なお金持ちということではありません。

 彼は、「子供に遺産として金銭を残すのがいいか、良い教育を与える方がいいのか」を考えたそうです。教育の価値を信じて、子供に教育という最高のプレゼントを贈ったのです。

 お金の事情は一人ひとり異なります。幸いなことに、多くの人に道は開かれています。留学を通じて国際力をつけることに価値を見出すのであれば、できる範囲の費用負担で、可能性の糸を手繰っていけばいいと思います。

 最初から諦めることはありません。