真夏にごくごく飲みたいスパークリングワイン

男と女のワイン学(レッスン16)

2012.07.24(Tue)平野 美穂
ランブルスコ(ウィキペディアより)

 イタリア人は、生ハムとメロンに合わせてランブルスコを飲みます。赤ワインなのに泡が立つ点は、日本人にとって新鮮に映るはずです。

 日本では甘口と思われていますが、本国イタリアで消費されるものはほとんどが辛口です。国内向けは辛口、輸出向けは甘口と長年分けられていたそうです。

 生ハムやチーズなど脂肪分の多いこの地方の料理に合わせて飲むと、微発泡が口の中をさっぱりとさせて、食がますます進みます。

 「渋み」も弱いので繊細な味付けを邪魔してしまうこともなく、様々な料理に合わせて楽しむことができます。その味わいと爽快感は日本料理にも合わせやすいと言えるでしょう。

琥珀色の低アルコール発泡酒「シードル」

 シードルは、そば粉のクレープであるガレットや世界遺産の修道院モンサンミッシェルで有名なフランスのブルターニュ地方と、カマンベールチーズを作っているノルマンディー地方で作られるリンゴの発泡酒です。

 アルコール度数は2~5%と低めです。琥珀色をしており、リンゴの香りが、そのまま味の特徴となっていて、リンゴのブランデーであるカルバドスの原酒になります。

 シードルの起源は、6世紀頃にスペインとの国境であるバスク地方で誕生したとされています。バスク地方は豚肉で有名です。バスク豚で作るサラミは、フランス一美味しいと言われるほどです。生ハムに合わせて飲むランブルスコと同様に、サラミに合わせてシードルも飲まれ始めたのかもしれません。

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