桜が咲く日本の春にはロゼワインです

男と女のワイン学(レッスン9)

2012.04.03(Tue)平野 美穂

氷を入れても炭酸で割っても間違いではない

 ここで問題です。正しいロゼワインの飲み方はご存じでしょうか。

(1)常温で飲む
(2)よく冷やして飲む
(3)氷を入れて飲む
(4)炭酸で割って飲む

 正解はすべてです。

 ロゼワインは万能です。(1)から(4)まで、どのように飲んでも間違いではありません。

 日本では、ポルトガルのマテウスロゼのイメージが強く、ロゼワインには「甘い」イメージがついて回ります。しかし、世界で流行っているロゼワインは辛口です。氷や炭酸を入れて飲むのが流行になっています。

 お高くとまっている日本でのワインのイメージからは想像できない飲み方かもしれません。けれどもワインとは本来、食事の友であり、気さくな飲み物なのです。猛暑が激しい近年の日本の夏にはピッタリなので、今年の夏はぜひ氷を入れて試したいですね。

ロゼワインはなぜピンク色なのか

 ロゼワインは、赤ワインと白ワインを混ぜて作るのかとよく聞かれます。中には混ぜて作っているものもありますが、伝統的なロゼワインには大きく2つの製法があります。

 1つは、途中まで赤ワインとして作られたロゼワインです。果汁と一緒に漬け込んでいた果皮と茎を途中で取り出すと、果皮のタンニンで「真っ赤に染まる前」のロゼワインになります。

 もう1つは、白ワイン製法のロゼワインです。果皮を取り除き、「果汁だけ」を発酵させたワインです。使用するブドウが巨峰のような赤い皮(専門的には黒ブドウ)であるために、果皮から出た色素が果汁をうっすらとピンクに染めるのです。。

 ロゼワインの色は、果皮と一緒にしばらく漬け込んだ赤ワイン系のロゼワインの方が濃くなります。

中華料理にも日本料理にも合う

 ロゼワインの特徴は、フルーティーでフレッシュなアロマ(香り)です。つまり、ロゼワインは野菜や素材を生かしたフレッシュな料理に合います。

 料理とワインを合わせる最も簡単な方法として、色を合わせるという手法があります。

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