80歳以上が47%増加の一方、生産年齢人口の増加率はわずか4%
「スウェーデンの日常生活こそが改善すべき点だと思う。自分は言われた通りに行動した。5年間勉強し、良い仕事に就いた。それが今、学生ローンの金利が0.06%から3.15%にまで上がり、CSN(スウェーデン学生ローン当局)の返済計画に従っているのに、借金は全く減っていない。給料の3分の1が家賃に消える。買い物に行くと、数日分の食料と食器用洗剤などで500クローナ(約8800円)かかる」。
彼女自身の努力に比し、受け取るべき報酬の極端な少なさに強い憤りを示している。
Z世代が背負う重荷は、現在の経済的苦境にとどまらない。
今後10年間で、80歳以上の人口は47%増加する一方、生産年齢人口の増加率はわずか4%と予測されている。「これはつじつまが合わない。そして、損をするのは私の世代だ」と28歳の医師、マディナ・レフォイ氏は全国紙ダーゲンス・ニーヘテルに寄稿している。その趣旨は以下だ。
「人口の高齢化は、年金、高齢者介護、医療費の膨張を意味する。それを最も必要とする子供と高齢者は、その財政への貢献が最も少ない。
これは経済の不均衡を生み出し、最終的には若い世代、つまり私自身を含むZ世代に影響を及ぼすだろう。しかし、社会での議論の焦点は、犯罪や移民問題ばかりに置かれている。
今日の福祉モデルを将来にわたって守るためには、構造改革が必要だ。私たちの世代が福祉国家の重荷を背負うことのないよう、政府は長期的な解決策を準備するべきだ」