一昨年のプレミア12で優勝してWBSCランクは2位になった台湾だが、WBCでは実績がなく予選からのスタートとなった。しかし1勝2敗で3位、スペインとの決勝戦に勝ってかろうじて出場。台湾プロ野球の選手が大部分で、投は日本ハムの古林睿煬、孫易磊がけん引する形だが、一発勝負に強く、最も読みにくいチームではあろう。
日本の優位は動かない、順当なら2位勝ち抜けは韓国だが、台湾とオーストラリアは侮りがたい。日本は全勝で通過したいところだ。
プールDは「死のプール」
【プールD】:3月6日~11日まで、アメリカ、マイアミのローン・デポパークで行われる

国際大会の成績が良くないため、WBSCの順位は低いが、MLBに大物選手を多数輩出しているベネズエラとドミニカ共和国が激突する「死のプール」だ。
ベネズエラは30人中25人がMLB。フィリーズのランガー・スアレス、救援ではカブスのパレンシア、オリックスのクローザーのマチャドもいいところで出てくるだろう。
打線は49本塁打(2019年シーズン)のエウヘニオ・スアレスを中心に強力。
ベネズエラ代表のエウヘニオ・スアレス。MLBでは今季から古巣シンシナティ・レッズに復帰した(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
これを上回るのがドミニカ共和国。30人中29人がMLB。投はフィリーズのエース、クリストファー・サンチェス、ロイヤルズのセーブ王、カルロス・エステベス、打では大谷翔平を上回る大型契約のメッツ、ファン・ソト。45本塁打のレイズ、カミネロ。MLBの総本塁打数はアメリカの405本に次ぐ340本だ。大谷翔平の元同僚で、大打者のアルバート・プホルズ監督の采配にも注目だ。
ドミニカ共和国代表のファン・ソト(写真:AP/アフロ)
オランダはカリブ海のオランダ領、キュラソーの選手が中心。投はベテラン救援投手のケンリー・ジャンセンが引っ張る。打はブレーブスのオジー・アルビース、レッドソックスのラファエラなど足のある選手が多い。監督は元楽天でこのほど殿堂入りしたアンドリュー・ジョーンズだ。