軒並み出願者数が減っている「MARCH系」中学
「社会の動向が中学入試にどう影響するか」という観点の1つが、〈2030年にIT人材が79万人不足する〉という予測だ。
経済界が盛んにIT人材、AI人材の不足を叫んでいるほか、文部科学省は農理工系学部の新設を認めている。つい最近も文系学部から理系学部への転換については大学に支援金を出すという方針が打ち出されたばかり。
こうした時代の流れに敏感な保護者は、中学受験でMARCH系大学(明治、青山学院、立教、中央、法政)より理工系大学の付属校を選ぶのではないかという仮説を立ててみた。東京はまだ出願の途中であるが、前年同時期と比較した出願者数のデータを出しているサイト「市進中学受験ナビ」があるので、それを基に記してみたい。
下記は1月19日段階での2月1日の第1回入試の出願者数の前年対比(同時期)である。なお明治大学付属中野、明治大学付属明治、青山学院、立教池袋、法政大学第二は第1回入試が2月2日。このほか埼玉の青山学院浦和ルーテル学院は1月10日、立教新座は1月25日が入試日である。

こうして見ると、驚いたことに立教系の女子校(立教女学院、香蘭女学校)と青山学院横浜英和、中央大学附属横浜の男子以外は軒並み出願者を減らしていることが分かる。
立教女学院の大幅増は2月1日が日曜日なので入試日を2日に動かしていることによる。また2日の学校は、青山学院が前年の3日から2日に戻ったのでその分減る可能性はあったが、それにしてもこれだけの学校が減らしていることは尋常ではない。仮説がある程度当てはまっているのではないだろうか。