「日本の富裕層にもノブレス・オブリージュ(高い地位の者が果たすべき義務)の寄付文化が浸透しつつあり、災害時に手軽に寄付ができるふるさと納税を利用される方は少なくない。自治体にダイレクトにお金が届くふるさと納税は被災直後の現地での支援活動に活用しやすく、税控除に制限がかかることでそれが減ってしまっては困る」
今年の寄付枠が残っている人はどうする?
年末の税制大綱が気になるところだが、ひとまずは2025年のふるさと納税を完結させる必要がある。9月末で業者のポイント付与が廃止された今年は、それまでに1年分の寄付を済ませた人も多いかもしれないが、まだ枠が残っている人はどうすればお得に寄付ができるのか。
まずは、手持ちのクレジットカードを活用して寄付をすることだ。仲介業者によるポイントはなくなったが、クレカ払いのポイントは付く。還元率の高いリクルートカードは1.2%、楽天カードは1%が付与される。
ポイ活中の人は貯めた共通ポイントで寄付をする方法もある。楽天ふるさと納税は楽天ポイント、au PAYふるさと納税はPontaポイント、dショッピングふるさと納税百選ではdポイントが利用できる。
仲介サイトによっては、返礼品で差別化を図るところもある。
Amazonふるさと納税は「トクベツな寄付額」、さとふるは「比べてびっくり!特別な寄付額のお礼品特集」のコーナーで、他のサイトよりも低い寄付額を設定した返礼品を特集している。
返礼品に付加価値を求めるなら、ANAのふるさと納税の「ANAオリジナル返礼品」、ふるさとチョイスの「チョイス限定本気のここだけ!」などからサイト独自の返礼品を探すのもいいだろう。