同学年の篠原倖太朗と吉田響にもライバル心

 太田と平林の同学年には駒大OB・篠原倖太朗(富士通)、創価大OB・吉田響(サンベルクス)という学生駅伝でハイレベルな戦いを見せた超強力なライバルがいる。

「ふたりとも速いだけじゃなくて強い選手です。彼らに勝てるように取り組んでいくつもりですし、将来的にはマラソンでライバルになっていくと思うので、凄く意識している選手たちです」(太田)

「太田、篠原、吉田、自分は昨季まで学生駅伝を舞台に戦ってきたメンツですが、今後はマラソンが主戦場になってくるのかなと思っています。4人それぞれが違う強さを持っているので、自分の良さを貫きながら、ライバルとして今後も戦っていきたいです」(平林)

 4人がマラソンで勝負する日は少し先になりそうだが、来年の元日はニューイヤー駅伝で激突するかもしれない。

「学生駅伝で4人全員が被ったことはないので、同じ区間になったら凄く楽しいだろうなと思います。もし一緒になったら、やっぱり1番を取りにいきたいですし、チームとしても優勝を目指しているので、勝てるように頑張っていきたいです」(太田)

「実業団駅伝はオールドから若手、ルーキーまで幅広い年代の選手がいるなかで、この4人がどういう活躍をするのか注目してもらいたいですね。チーム目標の8位入賞に貢献できる走りをしたいなと思いますし、自分の良さを出せるようにしていきたいです」(平林)