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米ナスダックのAI関連株が急落

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[ロンドン発]8月18日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のプロジェクトNANDAが「生成AI(人工知能)に投資した企業のうち急速な収益増加を実現したのはわずか5%」と報告したのが報道されると、パランティア・テクノロジーズやNVIDIAなど米ナスダック市場のAI関連株が急落した。

 米メディア、The Verge(8月15日付)によると、米AI開発企業OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は14日、サンフランシスコで行われた記者懇談会でAIを取り巻く熱狂を1990年代後半のドットコムバブルに例えて、こう語った。

「頭の良い人たちは真実の核となるものに過剰に興奮する。歴史上バブルのほとんど、例えばテックバブルを見ればそこには現実に何かがあった。インターネットは本当に大きな存在で、人々は過剰に興奮していた」。NVIDIAの時価総額は一時4兆ドルを突破した。

「投資家全体がAIに過剰に興奮している段階かと言えば私の答えはイエス。AIは非常に長い時間軸の中で起こった最も重要な出来事なのかという問いに対する私の答えはイエスだ。スタートアップの企業価値が法外に膨張している。AIと言うだけで金が集まる。誰かがヤケドする」