これは原価、1000円くらいのものじゃないのか。
翌日、履いて外出した。
ところが意外なことに履き心地は悪くないのである。手で絞れるくらいぐにゃぐにゃなのが、かえっていいのか。
それにしても薄底である。やはり感覚として、5ミリぐらいしか厚みがない。地面のアスファルトの感触がじかにくるのだ。
現在でも、そのスニーカーの広告は頻繁にやっている。
画面写真を撮って、現物と比べてみると、あきらかに違う。送られてきたものは、写真のものの6割程度の出来である。

けれど、ものがちがうじゃないか、というクレームがきても、うまく切り抜けられるようになっているのだろう。
返品交換もする、といっている。
が、もういい。
わたしはこの2足を履くつもりである。今年いっぱいで履き潰すつもりでいる。それなら十分元は取れる。
が、最低2年くらい持ちそうである。
最近、別の靴の広告が掲示されてくる。中国の「TEMU」という会社である。そこに、わたしが買ったのとおなじような靴が並んでいる(靴以外にも多彩な製品を扱っている)。
驚いたことに、価格が軒並み1000円から2000円台なのだ。写真でみるとどれも立派な作りである。これで商売になるのか。いったい原価はいくらなのかが気になる。
こっちの好みと合致すれば、いくら用心しても、騙される。
さすがに、頂き女子リリちゃんなんかに何千万円も騙されるのは、不用心が過ぎるが、ご同輩、小物ネット通販には、くれぐれもご用心を。



