このプロジェクトは、グラングリーン大阪「VS.(ヴイエス)」で7月21日まで開催中の「安藤忠雄展|青春」でも、模型やスケッチなどが展示されている。



プレス内覧会の際に、安藤氏にこのプロジェクトについて質問すると、「福武總⼀郎さんのエネルギーにはいつも圧倒される」と話していた。あのエネルギッシュな安藤氏をしてそう言わしめる福武總⼀郎氏のコメントはこちら。
■福武總⼀郎(公益財団法⼈ 福武財団名誉理事⻑)
直島新美術館ではアジアの現代美術を中⼼に展開します。それは今後アジアの現代美術がさらに興味深いものになっていくだろうという期待のほかに、⽇本は地政学的にも⽂化的にもアジアの⼀員であることを意識していくべきだと考えているからです。私にとってのアジア的な感性とは、⼈間も⾃然の⼀部ととらえ、⾃然と共に⽣きる姿勢です。これまでの欧⽶のコレクション作品は既存のアート施設において展⽰され、⽇本を含むアジア地域の現代美術は直島新美術館で展⽰されることによって、ベネッセアートサイト直島全体としてみればバランスのとれた展⽰の展開になるのではないかと思います。