(写真:GION)

直島の集落内に初めてできる美術館建築のため、外観は本村の集落の景観になじむよう、焼杉のイメージに合わせた⿊漆喰の外壁や本村の⺠家から着想を得た⼩⽯が積まれた塀などが特徴的で、美術館までのアプローチや建築からも直島の歴史や⼈々の営みと体験が緩やかに繋がるようデザインされています。

(写真:GION)
(写真:GION)

■直島新美術館(※ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄設計による10番⽬のアート施設)
設計:安藤忠雄建築研究所
建築:地上1階、地下2階の3階建て、カフェ併設
敷地⾯積:6,018m2、延床⾯積:3,176m2
ギャラリー:(1)373m2、(2)300m2、(3)320m2、(4)494m2、カフェ:144m2(キッチンは除く)※⼩数点以下四捨五⼊
設⽴・運営:公益財団法⼈ 福武財団(⾹川県・直島 理事⻑:福武英明/名誉理事⻑:福武總⼀郎)
館⻑:三⽊あき⼦
開館⽇:2025年5⽉31⽇(⼟)
住所:⾹川県⾹川郡直島町3299-73
開館時間:10:00〜16:30(最終⼊館16:00)
休館⽇:⽉曜⽇(ただし、祝⽇の場合開館、翌⽇休館)
※不定休あり。ベネッセアートサイト直島ウェブサイト開館カレンダーにて随時更新。
鑑賞料⾦:オンライン購⼊(⽇にち指定) 1500円/窓⼝購⼊ 1700円/15 歳以下無料
※瀬⼾内国際芸術祭 作品鑑賞パスポート対象施設
駐⾞場:⼀般⾞両(20台)、⾃転⾞(15 台程度) いずれも無料
施設URL:https://benesse-artsite.jp/art/nnmoa.html
⼀般問合わせ先:info-newmuseum@fukutake-artmuseum.jp

■安藤忠雄(建築家)
直島での体験は、ここを訪れた⼈たちの記憶に永遠に残るものだろうと思います。⼦どもの頃に聴いた⾳楽や鑑賞した芸術はいつまでも記憶に残っています。多くの⼦どもたちが直島を訪れることによって、新しい世界を切り開いていくような感性を磨いてもらいたい。私は“感動”こそ、⼈間を育てる⼤きな⼒だと考えていますが、感性を磨くことは、この“感動”の機会を増やすきっかけなのです。直島は、この“感動”を喚起させる類のない島であり、直島新美術館の建築もまた、⼈々の感性を育み、“感動”を⽣むものであると信じています。

「安藤忠雄展|青春」の内覧会での安藤氏。2025年3月19日撮影(写真:宮沢洋)