藤田と関わりが深い画家の作品も

本展ではこうした藤田の作品が時系列ではなく、7つのテーマで分けられ、時代を“まぜこぜ”に展示されている。そのため、戦前の作品と戦後の作品、日本人として描いた作品とフランス人として描いた作品の見比べが容易。テーマや作風の共通性、あるいは相違性を感じ取ってみたい。
展覧会は第2部「情熱の来し方行く末―藤田嗣治を囲む日本人美術家たち」に続く。ここでは東郷青児、川島理一郎、海老原喜之助など、藤田と関わりが深い日本人画家9名の作品を紹介。藤田が画家とその時代に与えた影響を探っていく。
藤田嗣治の作品は著作権により、ウェブ記事などではなかなか紹介できない。それが、とても残念。ぜひ美術館に足を運んで、実物を見てほしい。
「藤田嗣治 7つの情熱」
会期:開催中~2025年6月22日(日)
会場:SOMPO美術館
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし5月5日は開館)、5月7日
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)