まず第5位は・・・
『奥様は取り扱い注意』(2017年/日本テレビ系)
綾瀬はるか、西島秀俊主演の連続ドラマ。広末は、綾瀬・西島夫婦が住む家のご近所の主婦役でした。亭主関白な大学教授の夫(石黒賢)とは冷え切った関係な中、乳がんの疑いを持ったり、合コンで知り合った男と男女の関係になったりと、すごい役どころ。どこか実生活の広末が、役の造詣になっているのではとも思わせる中、存在感たっぷりに演じていました。ちなみにこの作品は後に映画化もされましたが、そちらには残念ながら広末は登場しませんでしたね。
続いて第4位は・・・
『桜の塔』(2021年/テレビ朝日系)
玉木宏主演の警察ドラマ。広末は玉木の幼馴染で、警視庁刑事部捜査一課主任の警部補。野心家の玉木を気にかけ、諫めながらも協力していく、彼女にとっては少し珍しいハードボイルドな役どころでした。ですが逆にそれがとても新鮮で、40代になった広末の今後を感じさせてくれるような役なのではと、筆者は感じた次第。
第3位は・・・
『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ系)
ご存知、木村拓哉、山口智子主演のこの作品で、広末は木村拓哉が講師を務める音楽教室の生徒役で出演。出演場面はそれほど多くありませんでしたが、ちょっと生意気で可愛らしい姿が、筆者には強烈な印象として残っています。恐らくそんな佇まいが、この翌年の同じフジテレビ月曜9時枠の大ヒット作『ビーチボーイズ』での抜擢に繋がったと筆者は睨んでいます。反町隆史と竹野内豊のW主演のこの作品で、夢に破れた主演の2人がひと夏を過ごしたのが民宿「ダイアモンドヘッド」。広末はその民宿の看板娘という役どころでした。当時17歳、初々しくも眩ゆいばかりの演技で、時に主演の2人を喰ってしまうほどの存在感を発揮していたのが忘れられません。断然この作品が1位という方も、またこれで広末涼子を知ったという方もたくさんいらっしゃるでしょうね。
第2位は・・・
『龍馬伝』(2010年/NHK総合)
福山雅治が坂本龍馬を演じたNHK大河ドラマですね。この作品で広末は龍馬の幼馴染である平井加尾という実在の人物を演じていました。龍馬にとっての初恋の相手でもあり、一度は婚約までしたものの別離。それでも後に龍馬にとって師となる勝麟太郎(武田鉄矢)と出会うキッカケを龍馬にもたらしたりと、とても重要な役どころ。それを、広末は清廉かつ儚さも漂わせながら演じていましたね。