20年越しの懸念が全国民に晒された
その両方の現場=人質救援本部でも内閣広報室でも内側にたまたま一員として身を置いていた私は、記者会見はオープンたるべしと思いながらも、何らかの外的規制に代わる《自律》の仕組みができていかないと、将来の会見場は果てしない荒地になるな…と大きな不安を感じていた。
20年越しのこの懸念が遂に全国民に晒されたのが、今回のフジの10時間会見だったのではないか。
しかしその限界の現場で、何人かの真っ当なジャーナリストが、一部“記者”たちの言動に対して諌めるような発言をしたと聞く。これが、秩序ある真に自由な会見への《自律》の萌芽となるのか、注目し応援したい。
<後編に続く>
TBS「オウムビデオ問題」経験者として…今フジテレビ社員に伝えたいこと

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