一般社会で見られる老害の構成軸

 現代の一般社会においては次のような老害の構成軸があると思います。

老害の構成軸
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 これらの年数が長いほど、その人が周囲から「メンター」となる要素もあれば、反対に「老害」となる危険性もあるわけです。「老害」よりも「長害」という言葉のほうが、現代の社会にはしっくりくるかもしれません。

 たとえば、60歳で定年を迎えた方が、以前から興味のあった業界でアルバイトとして働いてみよう、と、近所の飲食店で働き始めました。その店には入店歴3年の大学生のアルバイトリーダーが君臨しており、「いらっしゃいませの声が小さい!」「何度言ったらわかるの!」「もっとさっさとやって!」とスタッフを怒鳴り散らしていました。