英国の労働党政権はこれ以上増税しないという公約を守るか?
差し当たりは、答えはイエスだ。
だが、野党の下院議員やインタビュアーが痛む歯にはせる舌かのごとくこの問題を追究しているという事実は、これがぐらつくコミットメントであることを物語っている。
10月の政府予算案で主に企業に対する400億ポンドの増税が盛り込まれた後、レイチェル・リーブス財務相とキア・スターマー首相自身が様々な言葉を使い、何らかの息抜きを提供すると表明してきた。
財政と公共サービスの逼迫状態を考えると、議会での審議が進むなか、さらに予算を求めるために戻ってこないという約束は守るのが難しいだろう。
By Miranda Green
イスラエルと米国はイランの核施設を攻撃するか?
しない。
だが、イスラエルは本気で攻撃する衝動に駆られるだろう。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は長年、イランが核兵器を開発するのを阻止すると誓ってきた。地域紛争の1年を経て、イスラエルは勢いづき、イランは無防備になっている。
ただし、イスラエルは恐らく、イランの核施設を破壊するためには米国の支援――および米国の承認――が必要になり、ホワイトハウスに戻ってくる米国大統領はどれほど予測不能にせよ、中東の次の戦争に火をつけることには慎重になるはずだ。
しかし、イランが核爆弾を手にするところに近づけば、この計算も変わるかもしれない。
中東の暗い2024年が後に残すレガシーは、割り引いて考えられるものは何一つないということだ。
By Andrew England