続いて「人員を補強し、作戦段階別に点検を行い、査閲まで行うといった集中訓練はなんと2週間も続いたそうだ。当時、部隊員たちは例年とあまりにも違う訓練を不思議に思ったという」と情報内容を説明した。

 要するに、ヨ・インヒョン防諜司令官が国会で行った「戒厳を事前企画したという主張は全く事実ではない」との説明について、共に民主党は「うそだ」と反撃したわけだ。

戒厳令作戦名は「君が代」にちなんで?

 さらに論争のネタになっているのが、共に民主党が戒厳令の計画名だったとする「忠誠8000」の意味についてだ。

 なぜ作戦名が論争になるのか。実はこれに関して、16日、元記者出身の共に民主党の盧宗勉(ノ・ジョンミョン)議員が、ケーブルチャンネルJTBCの「ジャンルマン汝矣島」というYouTubeライブ放送に出演し、次のように解説したのだ。

「日本の国歌『君が代』には2つの数字が出てくる。一つが1000でもう一つは8000だ。だから、天皇が1000年、8000年、小石が岩になるまでとか、とにかく年年、歳歳、万歳という内容の歌詞が入っているのだが、この8000が作戦名の忠誠8000で、春にあった戒厳対策訓練だ」

 日本人にしてみればなんとも荒唐無稽な“解説”に聞こえるだろうが、盧議員は続けて「1000」という数字との関連について、次のように主張した。