「変動10年国債」のメリットとデメリット
変動10年国債のメリットとデメリットは、次のとおりです。
変動10年国債は預貯金より金利が高く、日本一低リスクの資産です。元本割れもしません。国が潰れるとしたら、その前に銀行が潰れるはずです。
マイナス金利が解除され、金利が上昇していく時代の中で、もらえる利息も増えていきますから、金利上昇リスクにも備えることができます。金利の最低保証があることもうれしいメリットです。
そもそもインフレとなり物価が上がると、インフレを抑制するために金利が上昇していきます。インフレ対策としても有用な資産と言えます。手数料が一切かからない面もメリットとして大きいでしょう。
変動10年国債に限らず、個人向け国債は購入から1年間は中途換金ができません。ただし、口座名義人が亡くなった場合や、大規模な自然災害の被害を受けた場合などには中途換金が可能です。
1年経って中途換金すると、直前にもらった2回分の利息は返還しないといけませんが、元本割れは絶対にしません。
毎月発行されるので毎月購入できるのですが、自動積立の仕組みがないので、毎回自身で購入手続きする必要があるという点はデメリットと言えそうです。