iTunesストアで不審な請求相次ぐ、アップルジャパンに週内に事情調査

アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」〔AFPBB News

 まもなく米アップルが新たな音楽サービスを開始すると米CBSインタラクティブ傘下のITニュースサイト、シーネットニュースが報じている。

 それによると、アップルは既に米ワーナー・ミュージック・グループと契約を結んでいるが、このほど、英EMIグループと契約し、まもなく米ユニバーサル・ミュージック・グループ、米ソニー・ミュージックエンタテインメントとも話がまとまる。

 これで4大レコードレーベル全てと契約を締結し、新サービスの準備が整うと報じている。

 一方で米ウォールストリート・ジャーナルは「近い将来登場する、我々にとって理想的な音楽配信サービスとはこういうもの」という記事を掲載している。

 それは、現在のアップルの「アイチューンズ(iTunes)」のようなサービスではなく、先頃米アマゾン・ドットコムや米グーグルが始めたものとも異なるアプローチ。アップルはまもなくその理想的なサービスを発表するのではないかと報じている。

ダウンロードかサブスクリプションか?

 ここ何年もの間、デジタル音楽の配信サービスは2つの形態で提供されてきた。1つはアップルのようなダウンロード販売で、ユーザーは気に入った楽曲を購入し、それを自分のパソコンやモバイル端末に保存しておく。

 もう1つは月額制のサブスクリプションで、こちらは購入するのではなく、毎月10~15ドル程度の料金を支払って、一定条件のもと聴き放題になるサービス。

 ただ、いずれも欠点を持っている。前者では再ダウンロードができず、パソコンなどの機器が壊れデータを失った場合、再度購入しなければならない。また複数の機器で楽しむ場合はケーブルでつないで転送する必要がある。

 最近は無線LANを使ってパソコンの楽曲をモバイル端末側で再生するという機能も用意されているが、外出時に楽しむためにはやはりあらかじめ転送しておかなければならない。