簡単レシピ紹介!白味噌入りレーズンバター

 お味噌汁や味噌漬けなど定番レシピ以外の変わり種レシピもご紹介!

岩木先生「続いては白味噌を使ってレーズンバターを作ろうと思います。お味噌って実は洋食に使えたり、スイーツにも使えるので紹介します」

ベッキー「お味噌とバターだとラーメンしか思いつかないけど、どんな味なんだろう? 楽しみです」

ベッキーのごじあいLIFE#味噌編3より

岩木先生「材料は常温のバターが60グラム、ラムレーズンが30グラム、甘めの白味噌を大さじ2用意して、これを全部混ぜれば完成です。お味噌が入ることでコクも増して、ちょっとした塩気が甘みを引き立ててくれるので、スイーツの隠し味で入れると美味しいです」

ベッキー「加熱しないから菌を生きたまま食べられるのもいいですね!」

岩木先生「クラッカーやトーストしたパンの上にのせたり、お酒が好きな方だったら白ワインと一緒に召し上がるのもおすすめ。レーズンの代わりにクランベリーやアップル、パイン、柑橘系のレモンやオレンジで作っても美味しいですよ」

ベッキー「すっごく美味しい! 味噌が入ってるって言われなかったら分からない!」

ベッキーのごじあいLIFE#味噌編3より

岩木先生「私が味噌料理のレシピを考える時に大事にしてるのが、1口目から味噌すぎないことなんです。バターだけだとちょっと重くなりがちなんですけど、お味噌が入ることで旨味もコクも増してちょっと味がまろやかになるんです」

ベッキー「これ美味しすぎて止まらないですね。レーズンと白味噌の甘みとバターの香りがめっちゃ合う。これパーティーで出したらモテるよ(笑)。たしかにコクがありますね」

岩木先生「食べてる内にだんだん鼻から味噌の香りが抜けてくるので、ちょうど1人分食べた時に、味噌料理を食べたなっていう感じになります」

若い頃の経験で食の力を感じるように

 ここで岩木先生が料理家になるきっかけや味噌を探訪しようと思った経緯など、13年の歴史を伺います。

岩木先生「いま料理家として活動して13年目になりました。お味噌歴は9年目。10代の頃に拒食症と過食症と経験して、肌荒れがとってもひどかったんです。その時にお薬を塗ったり飲んだりしてもあんまり良くならなかったんですが、だんだん食べ物を整えていった時に体調も良くなり、肌荒れも治ってきたので、食べ物の力ってすごい!って思いました。それを伝える仕事をしたいなと思って料理家を目指したのがきっかけです」

ベッキー「拒食症と過食症はもちろん大変だったと思うし、ご家族も辛かったとは思うんですけど、無理やりポジティブに捉えるとするならば料理と出会うきっかけになったかもしれないですね」

岩木先生「そうですね。いろんな経験をしたからこそ料理上手になりたいとか、食事に対して悩んでいる方の気持ちには寄り添えますし、お味噌のことを始めるきっかけにもなったので今の自分にとっては良かったなって思ってます」

ベッキー「私も元気がなくて食欲がないって友達に言ったら、今から私が料理作りに行くからって言われて。食欲がなかったのに目の前で友達が料理を作ってくれたのを見たら食べたいっていう気持ちが生まれて、食べたらすごく美味しくて。そこから料理は人を幸せにするんだと思って、めちゃめちゃ追求するようになったんです。だから料理の力ってすごいですよね」

岩木先生「お料理をすることで喜んでくれたりとか、元気になってもらえたりとか、私でもできることあるんだみたいな、そういう気づきになったりしました。人って毎日食べて過ごすので、お味噌汁1杯でもいいし、ご飯を炊くだけでもいいんですけど、自分をケアできるのも料理の魅力かなっていうのも感じます」

ベッキー「数ある調味料の中から味噌を極めることをチョイスしたのが素晴らしいですね。当たり前に食べているから、聞かれた時に説明できなかった自分にびっくりしました」

岩木先生「私も今でこそ説明できますけど、最初は材料も知らなかったです。大豆の栽培方法も知りませんでした。食材が育つのも時間がかかるし、味噌になるまでも時間がかかるし……。作ってくださってる方に感謝するとか、いつもあるものなんだけどそこを忘れないでいようって教えてくれるきっかけになりました。料理家としては、味噌は日本文化にも興味を持ってもらえるきっかけになります。世界のシェフに味噌を紹介すると、これは旨味だよねって言って味噌味にならない料理を提案してくれるんです。もっと世界中に広がって、いつか世界の味噌探訪もしてみたいなって思ってます」

 当たり前にある味噌、材料や種類を知らなかった人も多かったのでは。味噌の魅力を知り、日々の食生活に取り入れて、心と体の健康をサポートしましょう。

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