東京五輪では男女とも散々な結果だった日本代表だが…
間もなくパリオリンピック・パラリンピックが開幕する。
開会式は7月27日だが、競技は7月24日の深夜からスタートする(いずれも日本時間)。日本とフランスとの時差は通常は8時間だが、フランスがサマータイム期間のため、オリンピック・パラリンピック期間中の時差は7時間。日本時間から7時間引くとフランスの現地時間となる。
昼間の競技は日本でもリアルタイムで見ることができそうな時間帯だが、夜の競技の場合は日本の深夜から未明の時間帯になるため、リアルタイム視聴には寝不足の覚悟が必要になりそうだ。
さて、本稿では7人制ラグビーについて、その魅力や楽しみ方、注目したい選手などを紹介していこうと思う。
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まずは日程から確認しておこう(別掲【表1】【表2】参照)。男子は7月24日(水)の夜から開会式を挟んで、7月27日(土)の夜(28日の未明)まで。女子は7月28日(日)の夜から、30日(火)の夜(31日の未明)まで。閉会式は8月12日(月)の未明なので、かなり早めスケジュールということになる。大会序盤でいきなり日本中を沸かせてくれるかもしれない。
もっとも「そこまで期待できるのか?」と思う人もいるかもしれない。たしかに3年前の東京オリンピックでの成績は、男女ともに散々だった。出場12カ国中、男子は最後の11─12位決定戦で韓国に勝利して11位。女子は全敗しての12位だった。
しかし、男子はその4年前のリオデジャネイロオリンピックでは、メダルまであと一歩に迫る4位。このときはニュージーランドにも勝利している。今大会、日本はそのニュージーランド、さらにはアイルランド、南アフリカという強豪国と同じ予選プールに入っており、厳しい戦いが予想されるが、東京オリンピック後は戦術も大きく変更し、積極的に前に出る、リスク覚悟の攻めのディフェンスで上位を狙う。
「サクラセブンズ」の愛称で親しまれる女子は、昨年のHSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2023では過去最高の5位の成績を残している。ここからさらに成長しているはずだ。
もちろん、簡単に「メダル」などとは言えない厳しさはあるが、期待を抱かせてくれる要素も十分にあることは間違いない。