毎年のように各地で発生する線状降水帯

 ここで、災害をもたらした最近の線状降水帯の発生について見てみよう。気象庁のホームページなどでは、例として次の豪雨や大雨が挙げられている。

2011年「平成23年7月新潟・福島豪雨」
2014年「平成26年8月豪雨(広島)」
2015年「平成27年9月関東・東北豪雨」
2017年「平成29年7月九州北部豪雨」
2018年「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」
2020年「令和2年7月豪雨」
2021年「令和3年7、8月の大雨」
2022年「令和4年台風第14、15号」
2023年「令和5年6─7月の大雨」

 最近は、毎年のように、日本のどこかで線状降水帯による豪雨や大雨が発生していることが分かる。