疲労の3段階
疲労には、急性疲労、亜急性疲労、慢性疲労の3段階があります。
急性疲労は1日〜数日寝れば回復する程度の疲労です。
亜急性疲労は、寝ただけでは回復せず、疲労感が1週間〜数カ月続く状態のことをいい
ます。
疲労が半年以上続くと、慢性疲労といわれる状態になります。そして、慢性疲労の状態から、慢性疲労症候群を発症することもあります。
「慢性疲労と慢性疲労症候群は同じでしょう?」という方もいるかもしれませんが、正確には異なります。
慢性疲労は疲労の状態を指す言葉です。なぜ疲労しているか原因がはっきりしています。「激しい運動をずっと続けたから」「このところずっと仕事が忙しかったから」というように、疲労の原因が明確なときは慢性疲労だといえます。
一方で、慢性疲労症候群は立派な病気の一種です。脳脊髄という中枢系の炎症で、頭痛や発熱があり疲労感が半年以上続きます。
ちなみに慢性疲労症候群という病名は最近、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」という名称に変わりました。
CFSとは、Chronic Fatigue Syndromeの略です。